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    もし交通事故の加害者になってしまったら

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  • むち打ち

    Q1 むち打ちの原因って何?

    A1 不明です。

    「むち打ちは、神経根状かバレーリュー症状でなければ、それは、頸椎捻挫で炎症にすぎない。患者が訴える多様な症状で、炎症で説明できないものは、全て詐病か賠償神経症だ。」というのが、従来の「常識」でした。
    しかし、器質的損傷を生じさせるとは考えられないような低速度でも、頚部痛が生じますし、多くは、事故直後には、症状がないか、軽い脳震盪がある程度で、数時間~1週間くらいして、頚部に痛みや不快感が出てきます。
    これらは、「炎症」では説明できないものであり、現在は、むち打ちの原因は不明とされています。

    Q2 むち打ちの後遺障害等級って?

    A2 12・14級ですが、多くは非該当になります。

    むち打ちは、後遺症が認定されれば12級か14級のいずれかですが、14級にも該当しない非該当が圧倒的に多いのが現実です。表にすると下記の通りです。

     

    12級

    14級

    非該当

    慰謝料

    290万円

    110万円

    逸失利益

    14%

    5%

    証明の程度

     

    医学的に「証明」できる

    1. 画像所見がある
    2. 神経学的検査が行われて異常が認められ、その異常が画像所見と一致する

    医学的に「推定」できる。

    1. 画像所見から神経圧迫の疑いがある」
    2. 画像所見はないが神経学的異常がある
    3. 客観的なものはないけれど、治療経緯から、被害者が意図的に虚偽を述べていないと思われる

    治療経過からして主張が不自然

     

    注意!

    1. 14級と非該当の区別は、かなり曖昧で、担当者の直感によるところが大きく、同じような症状でも、該当になったり、非該当になったりします。
    2. 画像撮影と神経学的検査は、定期的にきちんと行う必要があります。

    Q3 むち打ちを医学的に証明する検査って?

    A3 重視される検査、無視される検査、色々です。

    以下の種類がありますが、詳細は、当事務所にお問い合わせください。

    むち打ち検査 

    調査事務所の信用度

    スパーリングテスト

    普通

    ジャクソンテスト

    普通

    握力テスト

    重視せず

    徒手筋力テスト

    あまり重視せず

    筋萎縮検査

    重視

    知覚検査

    重視せず

    腱反射

    重視

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    森法律事務所交通事故チームからのワンポイントアドバイス
    「客観的な証明はないけど、この被害者は、嘘はいってないなぁ。これは、本当に痛いんだ」という場合は、医学的な所見が無くても、14級が認定されます。
    「患者は、痛みのために、これだけがんばっている、とても演技(「故意の誇張」)とは思えない」という場合です。たとえば、
    1,半年間毎週1回以上は通院している。
    2,星状神経ブロックという患者にとって辛い治療を継続した
    などという場合は、14級が認定されます。
    逆に、
    次の場合は、14級の認定は難しいでしょう。
    (1)治療期間が短い。←痛いなら、通院するはずだ。
    (2)通院の中断が1ヶ月以上ある。(1ヶ月ルール )。←痛みは持続するはずで、本当に痛いなら、一ヶ月以上中断するはずがない。
    (3)不定愁訴(途中から、あるいは突然、痛くなった。治ったはずなのに再度痛くなった。痛い箇所がころころかわる。)←本当に痛いなら、こんなに一定しないはずがない。
    (4)画像所見がきちんと出されていない。←この例が非常に多い。ださないのは、おかしい。画像撮影がされていないのは、担当医師が、画像なんかとるまでもない、と考えているからだろう。
    (5)神経学的検査がきちんとされていない←この例も多い。担当医師が、神経学的検査なんかするまでもない、と考えているからだろう。

     

     

    以下はむち打ちに関する詳しい解説です

    むちうちの特殊性

    交通事故の多くは、この「むち打ち」に関するトラブルです。

    むち打ちは、その症状が、職業・男女差・年齢・地域によって、顕著な差があります。また欧米では、「むち打ち症」がほとんどなく、日本特有の症状とも、言われています。そう考えると、一方では、社会的な背景と絡み、他方では心の問題と絡んでいるようです。

    東京地裁のある裁判官は、弁護士向けの研修で、次のように述べています。
    「むち打ち症の原告には、公務員や大企業の社員はほとんどおらず、中小企業の経営者・アルバイト従事者・ホステスなど、一定の職業傾向があること、さらに、むち打ちの後遺障害に占める割合には、地域によって大きなバラツキがあり、一番高い和歌山県で71%、一番低い岩手県で29%であり、地域的な違いが大きいことからすると、諸々の社会的要因が原因となっているのではないか、また、むち打ち症には、なにやら得体の知れない問題が存在しているのではないか」

    またある裁判官は、次のように嘆いています。

    「むち打ち症は、医学的にも不明だが、それを連日担当している裁判官は、ますますよくわからない」

    むち打ち(頚椎損傷)には、どんな種類があるのか?

    1.頚椎損傷の類型

    この頚椎損傷は、従来は
    ・神経根損傷型、
    ・交感神経損傷型 ― バレリュー症候群、
    ・頚椎捻挫型 に分類してきました。
    しかし,現在ではこれだけでは説明しきれないと言われています。

    その他に、頚部に衝撃が加わると、頚部の両側を走行する血管である椎骨脳底動脈を損傷するケースや、あるいは、頚椎そのものが損傷する場合がありますが、これは、「むち打ち症」とは言いません。


    2.〔神経根損傷型〕

    脊髄から末梢神経である神経根が枝分かれをし、それが、肩を通じて指先まで神経が届いています。交通事故の衝撃の程度によっては、この神経根を損傷する場合があります。

    この場合は、嘘をついても、すぐにわかります。
    神経根の症状、支配領域というのは、ほぼ明確に分かります。したがって、「ここが痛い、あそこが痛い」と言っても、矛盾があれば、「あ、これは嘘だな」と言うことが一目瞭然です。

    例えば、肩の外側と下の手の内側の親指がしびれると言えば、第6神経根をやられた場合で、この人は、嘘をついてないなと言うことが分かります。しかし、肩の外側と中指がおかしいといえば、「あり得ない!」ということになります。
    損保料率機構も、同じような観点から調査しています。

    この神経根型の場合、手術は危険性が高い、だから、手術は避けるべきです。
    ただ、永久に痛いというわけではなく、時間の経過とともに、痛みは次第に緩和されます。


    3.〔交感神経損傷型―バレリュー症候群〕

    自律神経失調症と言う言葉を聞いたことがあると思います。
    体の不調を訴えるが、いくら検査しても、これらに見合う器質的症状が確認できないケースについて、お医者さんがつける病名です。 「具体的にどこが悪いと断言できないから、これは、自律神経がおかしくなっちゃっているとしか考えられません」という診断です。

    自律神経というのは、自分の意志とか関係なく体をコントロールする神経です。呼吸・循環・消化、全てこの事実神経が担当しています。大事なテストの時、いくら「落ち着け」と心に命じても、心臓がどきどきします。感動した映画を見ると、いくら涙をこらえても泣けてきます。これも、自律神経の仕業です。

    この自律神経には、交感神経と副交感神経がありますが、このうち、交感神経が、実は、頚椎の前側の左右両側面を走っており、しかも、頚椎から伸びている神経根とはつながり、互いに連絡を取り合っているのです。
    ですから、交通事故で神経根に障害が起きたため、交感神経まで影響を受けたり、あるいは、頚部に出血・浮腫が発生し、直接交感神経を圧迫することも、充分考えられます。

    そして、この交感神経は、顔や上肢に流れる動脈の拡張・収縮の役割を担当していますので、この交感神経がおかしくなれば、血行障害がおきて、2日酔いみたいになってしまうのです。
    これがバレリュー症候群といわれるものです。

    自律神経系の症状ですから、めまい、耳鳴り、目のちらつき、かすみ、頭痛、頭重感、物忘れ、倦怠感、吐き気、そういう気分が悪い、気持ちが悪いという症状です。

    交通事故直後は、首が痛い程度だったのに、3,4日してから症状が発生します。普通、傷害というのは、時間の経過と共に改善するはずですが、この場合は、時間が経過したら、かえって症状が悪化したと言うケースです。

    この場合は、星状神経節に麻酔をうってもらう(「星状神経ブロック」)と劇的に治る場合が多いです。 それでも、痛い場合は、これは、心因性のものと考えるより他はないのです。


    4.〔頚椎捻挫型〕

    神経根損傷型でもない、交感神経損傷型でもない、となると、これは捻挫と考えるより他ないというのが,現在の実務です。つまり、軟部組織の損傷、筋肉痛と言うことになります。

    しかし、現実には、「単なる炎症」を超えた症状が現れます。
    明らかな詐病の場合もありますが、しかし、どう考えても、うそは言っていないという場合があります。

    そうなると症状の数だけ原因があると考えるしかありません。




    「むち打ち」の後遺障害を認定してもらえない場合は、どうするのか?

    後遺障害非該当としてトラブルになるケースに3つあります。

    1番多いのが、医師の診断書が不十分なケースです。
    2番目に多いのが、後遺障害はあるが、損保料率機構が、調査不十分か、認定に不備があるケースです。
    3番目に多いのが、そもそも後遺障害に該当しないケースです。

    こういう場合は、どうしたら良いでしょうか?

    あなた自身が、調査員になったつもりで、「初期診断書→経過診断書・診療報酬明細書→後遺障害診断書」をチェックし、診断書の記載方法に問題がないかをチックしなければなりません。
    さらに、神経根症状の場合は、スパーリングテスト・ジャクソンテスト・腱反射等のテストがちゃんと行われているか?MRI・CTなどの撮影が適切に行われているかを確認する必要があります。

    詳細は、当事務所にご相談下さい
    当事務所では、適切なテスト方法を指示し、後遺障害立証のための診断書作成に助力いたします。


    「むち打ち」の後遺障害は何級か? また、逸失利益は、何年間か?

    さて、無事に、後遺障害が認定してもらえたとしたら、何級になるのでしょうか?
    また、労働能力を、何年間、喪失したと認定してもらえるのでしょうか?

    これについては、裁判所の見解は、色々変遷しています。
    しかし、現時点で言えば、頚椎捻挫の場合は、12級12号か14級10号のケースがほとんどでしょう。

    ただ、自賠責では、後遺障害が認定されれば、永久に障害が存在するという前提で処理されていますが、裁判所は、器質的障害があっても、永久に残るとは思われないと考え、 14級5年以下、12級10年以下としているケースが多いようです。

     

     


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