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    肩から腕 手の後遺障害

    1、人の体は背骨を幹線道路として、そこから枝分れするという構造になっています。この最初の枝分れが、脊髄から左右に広がるように、胸・肩・腕・手へと続く骨格です。そして、神経や血管も肩>腕>手と通じています。道路で言うなら、骨格が道路、そして、その道路の上を走る車が血管や神経と言う事になります。
     この脊髄から手の指へと続く道路は、決して平坦な道ばかりではなく、いくつかの難所があります。その難所が関節です。
    交通事故では、この『難所』でトラブルが発生し、結果として、その部分に渋滞が発生します。血管や神経の流れが、そこでストップしてしまうのです。

    最初の難所が、鎖骨と肩のつなぎ目あたりです。

    このあたりは、肩の関節や、色々な筋肉、骨格などがひしめき合っています。
    そして、そのひしめき合う中を縫うように動脈や、静脈、脳から腕へと通ずる神経の束が配置されています。
     そこで、このあたりに損傷を受けると神経や血管が圧迫されます。その結果、肩が上肢にかけて疼痛、しびれ、上肢の冷感、吐き気等色々な症状を呈します。
    これが、胸郭出口症候群と言われるものです。これは、体型とも関連し、なで肩の女性に多発します。
    症状により、12~14級が認定されることになります。
    原因不明な『むち打ち』は、これが原因ではないかと言う説もあります。

    2番目の難所が、肩です。

    この付近では、鎖骨骨折がしばしば起きます。
    この骨折で変形したまま治癒して、それがかなり目立つ時は、12級が認定されますが、めったにありません。
     その他、肩から、地面に叩きつけられた時は、肩甲骨骨折も起きますが、これも後遺障害が問題になることは、めったにありません。
     また、腱板を損傷する場合もあります。
    みなさんは、腕をぐるぐるまわすことができますね。それは、肩と上肢の継ぎ目に健康下筋・棘上筋腱等で構成されている回施筋腱板があるからです。
     この腱板を損傷する(腱板損傷)こともあります。 問題なのは、むしろ脱臼です。脱臼とは、要するに、関節の骨が外れてしまう事ですが、『はずれる』ということは、固定している靭帯や、関節包が断裂することだからです。
    脱臼したときは、とにかく固定し、安静にすることです。脱臼が癖になってしまうからです。脱臼が癖になる事を、習慣性脱臼と言い、「関節の機能に障害を残す」として12級6号が認定されます。
    20歳以下では、習慣性脱臼に移行する確率が90%と言われます。気を付けましょう。
     この脱臼は、肩関節の箇所で、脱臼することを肩関節脱臼と言い、肩と鎖骨のつなぎ目の部分を脱臼することを肩鎖関節脱臼と言い、胸骨(アバラの中央にある骨)と鎖骨の部分で、脱臼することを胸鎖関節脱臼と言います。

    この肩の部分をすぎて肘の部分までの腕の骨を上腕骨と言います。
    この上腕骨がボキッと折れた時(上腕骨骨折)は、ギブスで固定します。
    この場合、骨が変形して固定した場合、12級8号に、偽関節になれば7級9号になります。
     問題は、この上腕骨の中央部分に橈骨神経溝があり、ここを橈骨神経が通っていることです。ここをやられると、橈骨神経麻痺が生じます。

    完全損傷すると、drop hand つまり、手がだらんとたれ下がった状態になり、7級7号が認定されます。
     不全損傷でも、手首が親指、人差し指、中指にかけて知覚障害が発生します。
    注意しなければならないのは、この橈骨神経麻痺は治療の過程でも生じることです。そうなると医療過誤との問題も絡み、ますます問題が複雑になります。

     

    上腕骨をすぎるといよいよ肘です。

     

    上腕骨は1本の骨ですが、肘から手首にかけては尺骨と橈骨と言う2本の骨で構成されています。
     さて、この上腕骨が太くなって肘に移る部分が骨折することがよくあります。
    これを、上腕骨顆上骨折と言います。

    脊髄から分けて肩に達した神経は、橈骨神経、正中神経、尺骨神経と言う3つの神経となって、肩から手にかけて伸びてゆきます。そして、この上腕顆上骨折では、正中神経と尺骨神経が麻痺します。
     特に問題となるのが、フォルクマン拘縮です。
    場所が場所だけに、筋肉に行くはずの血流が絶たれ、筋肉が拘縮してしまってカチカチになります。当然、そこを通っている正中神経、尺骨神経も麻痺するため、指がわし手になったり、手首が曲がったままになってしまいます。これが、フォルクマン拘縮と言われるものです。こうなると、治療法はありません。症状により、6級~8級が認定されます。

     

    この肘を骨折したり、脱臼すると、関節の軟骨に棘のような骨が出来たり、剥がされた軟骨の表面が、関節の中をコロコロと転がったり(関節ネズミ)して、痛みが生じることがあります。
    XP検査で、関節の隙間が狭まっていることが分かります(関節裂陵の狭小化)。これを、変形性肘関節症と言います。
     さらには、尺骨神経溝があり、その狭い溝を尺骨神経が通っています。この部分を肘部管と言うのですが、ここを圧迫されると尽骨神経麻痺が生じ、手が「わしづかみするような形」で固定してしまいます。これを、肘部管症候群と言います。
    ※肘関節の損傷の程度がひどい時は、関節を固定したり、人工関節に置き換えたりします。こうなると、8級6号が認定されます。

    そこまでいかなくても、「機能に苦しい障害を残す」場合は、10級10号が、「機能に障害を残す」場合は、12級6号が認定されます。
     どういう場合が苦しい障害で、どういう場合が障害かは、肘がどの程度曲がるか、動くかで決まります。
     さて、肘をすぎると、今度は、手首です。
    肘から手首へとつなげる骨は、橈骨と尺骨の2つがあり、この2つも骨は、手首のところで橈尺関節を形成しています。
    橈骨が手首の付近で骨折する場合(colles骨折-手の平をついて骨折。8mith骨折-手の甲をついて骨折)もありますが、あわせて尺骨頭の背面側が脱臼することもあります。これを、ガレアジ脱臼骨折と言います。このガレアジ脱臼骨折では、RSDを発症する事もあります。
     手の甲は、8個の小さな手根骨から成り立っています。この手根骨は、TFCCと呼ばれる軟骨で、尺骨、橈骨とつながっています。

    ※この他にも、肘の関節とつながっている、上腕骨の方が骨折したり(上腕骨遠位端骨折)、肘関節とつながっている尺骨部を骨折したり(肘頭骨折)、橈骨部を骨折したり(橈骨頭骨折)することもあります。
     また、脱臼することもあります(肘関節脱臼)。いずれも、たいした怪我でない時は、後遺症は残りません。しかし、損傷の程度がひどいと後遺症が残ります。
    この8つの骨は、それぞれ骨折したり、脱臼したりします。時は多いのが8つの骨のうち、月状骨の脱臼と舟状骨の骨折です。

    この8つの骨は、関節と靭帯で結合して構成されていますが、ここを損傷すると手根不安定症になり、症状によっては、機能障害の後遺障が認定されます。
    ところで、この手首が手根骨にかけて手根管とよばれる靭帯で出来たトンネルがあり、ここを正中神経が通っています。ここをやられると正中神経麻痺が生じます(手根管症候群)。
     手の平を軽く叩打すると、人差し指と中指がピリピリときます。これをチネル徴候と言います。
    これらについても、この症状の程度に応じて、後遺障害が認定されますが、TFCCを損傷した場合は、XPでは確認できません。TFCCは軟骨だからです。この場合はMRI:関節造影検査を選択します。



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